アメリカ、とくにロサンゼルスは世界的に見ても不動産投資の人気エリアです。物件価格の上昇が続き、堅調な賃貸需要もあり、外国人投資家にとっても非常に魅力的なマーケットと言えます。
今回は、日本人が現地で不動産を購入する際に利用できる「アメリカの住宅ローン(モーゲージ)」について解説します。
アメリカの住宅ローンは外国人にも開かれている
「アメリカの不動産ローンはアメリカ市民だけのものでは?」と誤解されがちですが、実際には日本に住む日本人でもローンを組んで物件を購入できる制度がしっかり整っています。
特にロサンゼルスは、国際都市としての成熟と不動産需要の高さから、外国人投資家向けの融資制度が充実しています。金融機関によっては頭金20〜30%を用意すれば、米国のクレジットスコアがなくてもローンを組めるケースも多数あります。
これは日本国内ではなかなか実現できない、海外資産へのレバレッジ投資という大きなメリットになります。
外国人投資家向けローンの種類と特徴
日本人がアメリカでローンを活用する場合、以下のような選択肢があります。
外国人投資家ローン(Foreign National Loan)
- 日本在住でも利用可
- パスポートや収入証明書で審査
- クレジットスコア不要
- 頭金は通常25〜30%
DSCRローン(Debt Service Coverage Ratio Loan)
- 物件自体の収益性を重視(借り手の収入審査が緩い)
- 賃貸収入がローン返済を上回れば承認されやすい
- 投資物件向けとして非常に人気
ITINローン
- 米国に納税実績がある外国人向け
- ITIN(個人納税者番号)が必要
こうしたローン商品を利用すれば、自身の収入にかかわらず、物件の力で投資を進められる点が大きな魅力です。
必要書類と手続きの流れ
申請にあたって必要な書類は主に以下になります。
- パスポート、ビザ(本人確認)
- 日本の収入証明(源泉徴収票や確定申告書)
- 銀行口座の残高証明
- 日本の住所を示す書類(公共料金など)
プロのモーゲージブローカーを通じて進めることで、これらの手続きはスムーズに進みます。 日本語対応可能な業者も増えていますし、当社にご依頼いただければ、手続きを仲介することも可能です。
なぜローンを活用すべきか?
ローンのメリットについては日米に変わりはありません。自己資金で全額購入するよりも、ローンを活用することで少ない資金で複数物件を所有できるようになります。これにより、リスクの分散が可能になり、キャッシュフローも安定します。
また、米国では住宅ローン金利を経費として計上できるため、税制上のメリットも享受できます。
ローン活用は投資の可能性を広げる
ロサンゼルスは人口増加と賃貸需要の高さから、長期的に安定した不動産市場です。外国人にも開かれた融資制度をうまく活用することで、日本人でも世界有数の不動産マーケットにレバレッジをかけて参入することができます。
「現金購入しか選択肢がない」と思っていた方にこそ、アメリカのモーゲージ制度を活用した投資を検討していただきたいところです。