2025年1月7日、LA北部の丘陵地帯および一部郊外エリアで、これまでの火災を大きく上回る規模の山火事が発生しました。イートン地区とパシフィックパリセーズ地区では1万6200棟以上が損壊、焼失面積は150平方キロに及んだほか、少なくとも29人が死亡するという甚大な被害となっています。
不動産市場への影響
LAでは山火事は毎年発生するものの、今回の火災はその規模と被害の大きさから、不動産市場に大きな衝撃を与えています。短期的には、延焼リスクへの懸念から投資家が物件購入を控え、火災保険料の急騰がキャッシュフロー計算に影響を及ぼしているとの報告があります。
都市中心部や南部エリアでは、今回の山火事の被害はなく、依然として住宅需要が高いものの、市場に与える短期的な悪影響は無視できません。
弊社取り扱い物件への影響
弊社では、リスク管理の観点から、山火事リスクの高い北部エリアの物件を取り扱っておらず、今回の火災でも弊社が仲介する物件には被害は確認されていません。
弊社の拠点はLA南部に位置しており、今回の火災の影響を受けていないことから、通常通り安全かつ円滑に業務を継続しております。
投資家の皆様へのアドバイス
- 保険とリスク管理の見直し
大規模な火災被害に備え、火災保険や自然災害補償の内容を改めて確認し、保険料の変動が経営計画に与える影響を十分に検討してください。 - ロケーション選定の重要性
LAでは山火事のリスクが常に存在するため、立地条件の慎重な検討が必須です。弊社は特に南部や都市中心部など、比較的リスクの低いエリアに注力した物件を提供しております。 - 長期的視点での投資計画
短期的なリスクだけでなく、再開発計画や経済動向、人口動態なども踏まえ、長期的に不動産価値が維持・向上するエリアへの投資を推奨します。迅速な復旧活動が進む中、長期的には市場全体への影響は限定的と予測されます。
LA地域における山火事リスクは今後も注視すべき重要な課題ですが、弊社はこうしたLAならではの事情も考慮したうえで、安全性と収益性を両立できる物件の提供および、投資家の皆様への万全のサポートをお約束いたします。